5年

お久しぶりです。
2016年もあとわずかとなりました。本当に日々月日が流れるのは早いなぁと感じます。
皆様も元気で過ごしていますか?


思いもよらず大きな病気にかかって、生きるとか死ぬとか本気で考え、ただ元気になることだけを信じて毎日を過ごして行った日々。


タイトルのように、あれから5年の月日が流れました。あと5年て長いなぁ、果てしないなぁと思っていたのに、その日がやってきました。病気と闘っていた時にも、いつ元気になれるんだろうと病室から空を眺めながら思っていました。1日1日を乗り越えて退院の日を迎えたときは喜びでいっぱいでした。
しかし今、退院から5年が経ったのです。

こうやって病気のことを冷静に振り返れる日がきたんだなぁとしみじみと感じます。


お医者さん、看護師さんはもちろん、家族や友人や職場の同僚の方々の支えがなかったら、今の自分はいなかったと今も本気で思ってます。

人は1人では生きていけないんだなぁ、弱い生き物だなぁと病気を通して強く学びました。

仕事をするのも、遊ぶのも、話すのも、日常の生活すらも元気があってこそと感じています。

元気でいられることに感謝し続ける気持ちは忘れないようにしていきます。

外来47回目です。
今日は5年という節目ということで、CTも撮りました。体の中はがん細胞だらけだったのに、今日の検査でもきれいな体が維持されていました。
CTに慣れるっていうのも変だけど、何回も撮影していて、CTを撮れば体の状態が分かる。安心できると思っちゃってます。

今、自分の体の中がどうなってしまっているのかわからない時、それが1番恐怖です。自分の体の中で起こっていることが明確になると、不思議と少し安心できるのです。体調が悪い5年前、病名が分かるまでの漠然とした不安は今も思い出すと体が震えます。

でも闘う相手がわかると、少し気持ちが落ち着いたのを覚えています。
検査することで詳しいことが分かり、よしやってやろうと思えるのです。

だから体の具合が悪いなぁ、なんかおかしいなぁと思ったらすぐ病院に行くことをお勧めします笑

今日は採血の結果も良好で、ずっとお世話になっているお医者さんとも5年が経ったことを共に喜びました。

これから先も決して安心には油断はできませんが、つながっている命を大切に守っていきたいと思います。

あそこで人生が終わっていたら、いま楽しいことも辛いことも味わえていなかったわけで、時々気持ちが落ちてしまうこともありますが、病気と闘い、やっつけてきた事実を自信にして成長していきたいと思います。


今まさにバーキットリンパ腫と闘っている皆さん!
5年生存した人がここにいます!
どうぞ前向きに力強く憎い病魔をやっつけてください!


自分を支えてくれた方々に、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

5年経ちましたが、これからも定期的に診察を受け経過を見守ります。
次回は1月末です。それまで皆さんお元気で。頑張りましょう。